最初に現地を見たとき、一歩奥に入った本物件は住環境が優れていて差別化できると感じました。なぜなら周辺物件の多くが幹線道路沿いに建っているからです。
その第一印象から空地の創出、それも地域の方々が立ち止まり一息つけるようなスペースを作りたいと思い、さらに周辺環境と調和するように圧迫感を与えないオフホワイトで、建物が明るくなるような外観デザインを心掛けました。
特にこだわったことは、あらゆる世代や家族構成の方々が安心して暮らせるような自然なコミュニティづくりです。そのため1LDKから3LDKまで様々な住戸タイプを織り混ぜました。 また、この物件はすべてのレジデンシャルシリーズの中で最初に着手した計画なので、今後の手本になるように全力を尽くしました。設計段階だけでなく、建設中も現場に何度も通い、特に竣工間際はずっと現場事務所に入り浸るほどでした。販売の応援にも駆けつけましたので思い入れはひとしおです。
これからもその土地その土地の歴史、文化を大事に継承していきたいですね。開発において何度も議論を重ねたように、みんなでしっかりモノづくりをしていくという考え方を今後も大切にしていこうと思っています。
1559年(永禄2年)の『小田原衆所領役帳』には「荏原郷中之部品川筋」といった記述が残っていることから、荏原の中部地域を示す意味で付けられたのではないかといわれている。江戸時代までは「なかのべ」と読んだ。
当社では、各プロジェクト計画地の工事用仮囲いに地歴シート(地域の歴史や地名の由来等を表記したもの)を設置しています。
「レジデンシャル品川中延」では中延1丁目町会様からのご要望に応えるかたちで、「中延」と「荏原」の2 種類を寄贈しました。