株式会社ワールドレジデンシャル
技術監理部 建物管理課長
山下 眞司
自社の分譲したマンションを自社で管理運営していくということで、お客様が住まわれてからも、デベロッパーとしての責任をきちんと果たしていくということを企業の方針とさせていただいています。
つまり売って終わりではなく、そこからお客様と長いお付き合いをさせていただくということです。
レスポンスの早さは特長の一つであると考えています。管理会社が別だと情報がダイレクトに伝わりづらいこともありますが、当社では社内で全て情報を共有できるので、細かなことまで情報を吸い上げ、早く反映し、改善の手を打つことができるのではないでしょうか。
今後は開発の経緯も踏まえた地域性を反映した管理の在り方、物件ごとの丁寧な対応を考えていきたいと思っています。
ご入居のはじまったレジデンシャルお花茶屋で、「管理人さんの笑顔が素敵で気持ちが良い」とご評価をいただいた時はうれしかったですね。
私どもは人と人とのつながりを大事にして、管理員に挨拶をしっかりするよう徹底しています。管理事務室にずっと居るのではなく、なるべくお住まいの方々とコミュニケーションをとることでマンションコミュニティの一つのピースであればと願っています。よく言われる「コミュニティの形成が最大のセキュリティ」であるということを実践していきたいと思います。
江戸時代に、この一帯は将軍家の鷹場で、毎年秋から冬にかけて「鶴御成」という将軍による鷹狩りの中でも最もおごそかな鷹狩りが催されていました。
ある時、三代将軍家光が鶴を狙った鷹狩りの際、突然の腹痛に襲われ、近くの茶屋に駆け込みました。
そこで、当主の新左衛門が先祖伝来の銀の茶釜で湯を沸かし、宝小町といわれた娘の「お花」の手で薬湯を差上げ、看病すると、将軍の病が全快したそうです。家光はそのお礼として店の名前を「お花茶屋」と名付け、それ以降鷹狩りの都度必ず立寄ったといいます。
また、別の説では、八代将軍吉宗が鷹狩りの際に腰痛を起こし、茶屋の娘「お花」に介抱をしてもらった御礼に名付けたといわれています。